MENU
親知らず・歯ぎしり・歯の移植
- TOP
- 親知らず・歯ぎしり・歯の移植
親知らずの抜歯
親知らず(第三大臼歯)とは、20歳前後で生えてくる奥歯のことです。上下左右あわせて最大4本存在しますが、現代人の顎は小さくなってきているため、正常に生えるスペースがないことが多く、トラブルの原因になりやすい歯です。

抜歯を検討すべき主なケース
- 斜めや横向きに生えている(水平埋伏歯)
- 手前の第二大臼歯を押して痛みや歯並びの乱れを引き起こすことがあります。
- 歯ぐきの中に埋もれている
- 完全に生えておらず、腫れや炎症を繰り返す「智歯周囲炎」の原因になります。
- むし歯・歯周病になりやすい
- 奥に位置するため歯ブラシが届きにくく、清掃性が悪くなります。
- 矯正治療後に後戻りの原因となる可能性がある
- 口臭や慢性的な違和感の原因になっている
なお親知らずの位置、生え方によっては当院での抜歯が困難でお近くの総合病院の口腔外科をご紹介する場合もございます。
歯ぎしり、食いしばり
歯ぎしり(ブラキシズム)とは、睡眠中や日中の無意識な状態で、歯を強くこすり合わせたり、噛みしめたりする習慣のことです。多くの場合、自覚がないまま長期間続いており、歯・顎関節・筋肉にさまざまな悪影響を及ぼします。

歯ぎしりによって起こる主な症状
- 歯のすり減り
- 欠け
- 割れ
- 詰め物や被せ物の脱離・破損
- 顎関節症(口が開きにくい・カクカク音が鳴る)
- 顎やこめかみ周囲の筋肉痛、頭痛、肩こり ・知覚過敏(冷たいものがしみる)
- 歯の根の破折や歯周組織へのダメージ

歯ぎしりへの対応・治療方法
当院では、歯ぎしりによる影響を軽減するために、以下のようなアプローチを行っています。
- ナイトガード(マウスピース)装着
- 就寝時に装着することで、歯の接触を緩和し、歯や顎への負担を軽減します。
- 透明で違和感の少ないカスタムタイプを作製いたします。
- ボトックス治療(保険外診療)
- ストレスケア・生活習慣の見直し
- 必要に応じて、リラクゼーション法や睡眠の質改善のアドバイスも行います。
- 咬合調整
- かみ合わせに異常がある場合には、噛み合わせのバランスを整える治療を行います。

ボトックス(ボツリヌストキシン製剤注入療法)について
【保険外診療】
当院では歯の食いしばりに対して、ボツリヌス毒素を作用させ筋肉を弛緩(=力が入らなくなる)させることで歯に対する過剰な荷重を少なくする"ボトックス治療"を行っています。
- 歯ぎしりで歯が割れた、削れた
- あごが痛い
- 下顎のベロ側の骨がボコボコしてきた
こんな症状のある方はぜひご相談ください。
注意事項
- 未成年、妊娠中、授乳中の方へは投与できません。
- 妊活中の方も男女ともにご相談が必要です。
- 基礎疾患がある方は対診をとる必要があります。
- 人によってアレルギーを起こす可能性があります。
- 全身性の神経筋接合部障害の方への投与は禁忌となります。
歯の移植について
抜歯しなくてはいけない歯や歯がない部分に、自分の他の歯(特に親知らず)を持ってくる(移植する)方法です。自分の歯を移植するのでインプラントのように人工歯根を骨の中に入れるものとは異なります。

歯牙移植の条件
- 歯牙移植できる歯がある
- 抜く歯と移植する歯の大きさや形が近い
- 移植する場所の周りに骨が十分にある
ご自身の歯が移植できるものなのか一度お気軽にご相談ください。